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意外と知らない日傘の歴史!古代ペルシャ・西洋・日本でも

日傘と聞くと、どのようなものを思い浮かべるでしょうか。

現代日本で一般的なのは、主に日焼けを気にされる女性が持つ日傘ですよね。
白色のことが多く、レースなどの装飾もあり、洗練されたデザインのものが多くあります。

 

実は、古代ペルシャまでさかのぼる日傘の起源においても、その使用と性別に関係があったことはご存知でしょうか。

今回は、そんな奥深い日傘の歴史についてご紹介します。


■古代ペルシャでの『日傘』は女性らしさ

古代ペルシャやエジプトにおいて、日傘はヤシの葉によって作られました。
今と異なり屋根が多いわけではなく、日光の日差しが厳しい地において、日傘は必須のものだったのです。

このとき、日傘を手に持つのは奴隷の役目で、日傘の利用者たちは奴隷の持つ日傘の下、悠々と過ごしていました。

 

この時代にも『男らしさ』という概念はあり、男性は日傘を用いることを嫌います。
この文化はジェンダーの文化とともに受け継がれ、現代でも男性よりも女性が日傘を用いることが多くなっているのです。

 

古代ローマにおいても、女性たちは革を用いた日傘で日の光を避けていました。
遠い昔でも、今と同じような用途で日傘を利用していたことは、非常に興味深いですね。


■17世紀西洋での『日傘』

一方、西ヨーロッパではローマ帝国崩壊以降は日傘の文化は薄れます。

 

現代の西ヨーロッパにも言えることですが、当時の西欧人は傘を持ちたがりませんでした。
嵐でさえ、外套と呼ばれるコートによって雨風を防いでいたのです。
日照時間がそれほど長いことも関係して、日傘の文化も発展しませんでした。

 

日傘の文化が発展したのは、中国からもたらされた17世紀。
大航海時代を経てえられたアフリカでの、ヤシの葉による日傘の利用などの見聞も広がり、西欧人が日傘を用い始めます。
このころは男女の差はなく、熱い日を避けるためのものとして用いられたようです。

 

当時の貴族は華美な装飾を身につけなければなりませんでしたので、暑い日差しには耐えられなかったのでしょう。
自分で用いるためのもの、従者に持ってもらうものなどの方法で、多くの日傘が利用されました。

 

日傘は新しい文化として捉えられていたため、機能的でモダンな自分をアピールするためにも、用いられていたのかもしれません。


■現代日本における『日傘』

日本では雨傘の使用は古くからありましたが、現代の一般的な傘ではなく、『和傘』でした。

現代では西欧からもたらされた洋傘が一般的ですね。
日本は日差しも強く夏の暑さが厳しいため、現代においても日傘を多く利用している国だといえます。


実は長い日傘の歴史に、驚いた方も多いのではないでしょうか。
歴史を知り、自分の持つ日傘に愛着を持って使うのも、ひとつの楽しみかもしれません。

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