ブログ

現代靴の原型を生み出した「Salvatore Ferragamo(サルヴァトーレ・フェラガモ)」

靴の歴史は非常に古く、わかっている最も古いもので近年アルメニアで発見された紀元前3500年前の紐靴だと言われています。
現代の人々の生活に欠かせない靴。これらは人類が発展するに従い進歩してきました。
温暖な地域のエジプトなどではサンダルのような物が多数発見され、寒冷地域では皮を何枚も重ねたブーツのような物が発見されました。

このように、それぞれの生活に必要とされる形で靴は発展してきたことがわかります。

 

しかし、この靴が現代の様にストレスなく快適で機能性のあるものとなり、普及したのはなんと20世紀近くになってのことでした。
それまでは生活する上で靴が必要とされながらも、「窮屈袋」と揶揄される程履き心地が悪かったそうです。
日本では坂本龍馬が初めて革靴を履いたとされていますが、履き心地の悪さから民衆の間では流行らなかったとか。

 

そんな靴の常識を打ち破り、現代の靴の原型となったのが、かの有名なイタリアブランド、サルヴァトーレ・フェラガモの生み出した靴でした。

 

・フェラガモの靴へのこだわりと情熱
フェラガモの靴作りの始まりはなんと9歳の時、教会の儀式へ参加する妹のために作ったものとされています。
その後も靴作りを続け、15歳のときにボストンの靴工場で働く兄の元へ移り共に働き始めました。

 

しかし、フェラガモはそこで機械が作る履き心地の悪い大量生産の靴に嫌気が差し、数日で辞めカリフォルニアで靴屋を開業します。
フェラガモは人々にとって履きやすく、心地の良い靴を求め顧客の足をひとつひとつ丁寧に調べ、完璧なフィッティングを追求することに力を注ぎました。
次第にその追求は本格化していき、大学で解剖学を学び始めます。
そこで得た知識や技術は後の彼の作品の柱となっていきました。

 

・ハリウッド俳優も認める「スターの靴職人、サルヴァトーレ・フェラガモ」
解剖学に基づいたひとつひとつ手作りであるフェラガモの靴は瞬く間に話題となり、顧客にハリウッドのスターが並ぶ様になります。
マリリン・モンローやオードリー・ヘプバーンといった名だたる名女優がフェラガモの靴を履き、その評判の良さから彼の靴は大成功を収めます。

 

・フィレンツェにて「サルヴァトーレ・フェラガモ」を開業
カリフォルニアで開業し、大成功を収めたフェラガモは故郷イタリアのフィレンツェで1927年に「サルヴァトーレ・フェラガモ」を立ち上げました。
大恐慌の影響で1933年に一度倒産しますが、フェラガモはすぐに彼の靴に惚れ込んだ貴族などの顧客を手に入れ復活します。

 

彼は成功を収めた後も手作りにこだわり続けました。
これこそが彼の靴職人としての「こだわり」であり、サルヴァトーレ・フェラガモの地位を不動にした理由の最たるものと言えるでしょう。

 

彼が「完璧なフィッティング」を追求した中で生み出したフラットフォームソールやウェッジヒールは今もなお愛され、現代の履き心地の良い靴の原型となったのです。

  • MEDIA
  • CORDINATE
  • Q&A
  • VOICE
  • LINK
ページトップへ戻る